北条加蓮「藍子と」高森藍子「向かい目線のカフェで」
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27
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/09/23(月) 20:09:02.95 ID:1ie/rsgT0
加蓮「んぐんぐ……」
藍子「もぐ、もぐ……」
加蓮「んぐ……」ピタッ
以下略
AAS
28
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/09/23(月) 20:09:32.71 ID:1ie/rsgT0
□ ■ □ ■ □
「「ごちそうさまでした。」」
以下略
AAS
29
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/09/23(月) 20:10:03.18 ID:1ie/rsgT0
藍子「でも、私は聞いてみたいな――」
藍子「あなたがどこを向いていて、何を見ていて、どんな想いを抱えているのか」
加蓮「あくまでも"藍子が聞きたい"なんだね」
以下略
AAS
30
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/09/23(月) 20:10:33.95 ID:1ie/rsgT0
加蓮「そうだね……。うーん」
加蓮「……」
加蓮「……とある場所に、ある女の子がいます」
以下略
AAS
31
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/09/23(月) 20:11:03.57 ID:1ie/rsgT0
加蓮「そして、その子は昇ってきました」
加蓮「どこか泥臭いっていうか、格好悪いところを隠そうともしない格好悪さがあるっていうか……。でも、確かに這い上がってきました」
加蓮「そういう、馬鹿みたいな努力とか、欲しい物を勝ち取った時の表情とか」
以下略
AAS
32
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/09/23(月) 20:11:33.90 ID:1ie/rsgT0
藍子「"その子"は……」
藍子「加蓮ちゃんの言うその子は、トップになりたくて、もっとキラキラしたくて……昇ってきたんですね。それなら……あなたは、何をやるために?」
加蓮「同じだよ。……同じなんかじゃないけど」
以下略
AAS
33
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/09/23(月) 20:12:34.44 ID:1ie/rsgT0
藍子「…………くすっ。加蓮ちゃんだって、今まで私でも加蓮ちゃんでもないお話をしていたのに」
加蓮「名前は出してないからセーフ。名前なんて呼びたくないし――なんてねっ。はいネタバラシ! 実はこれ、ぜんぶ加蓮ちゃんのお話だったんだよー?」
藍子「加蓮ちゃんのお話だったんですか〜?」
以下略
AAS
34
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/09/23(月) 20:13:05.32 ID:1ie/rsgT0
加蓮「……あいつさ。ここまで来たよ、なんて、私達に――この宇宙の誰よりも輝く笑顔を向けてくるの」
加蓮「そしてすごい挑戦的な目で見るの。私のことを」
加蓮「私になんか挑んでも――"負けた"私に挑んで、何になるのか知らないけど」
以下略
AAS
35
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/09/23(月) 20:13:33.82 ID:1ie/rsgT0
藍子「加蓮ちゃん。もしかして、その子に自分のことお話しましたか?」
加蓮「……?」
藍子「ほら。加蓮ちゃん、その子の……想い? 夢や、目標を知っているようでしたから。もしかしたら加蓮ちゃんもお話したのかな、って」
以下略
AAS
36
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/09/23(月) 20:14:03.95 ID:1ie/rsgT0
藍子「加蓮ちゃんはどうして、その子のことは……そんなに、嫌いなんですか?」
加蓮「さあね。何となく嫌い。私に似てる癖に――」
藍子「……」
以下略
AAS
37
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/09/23(月) 20:14:34.77 ID:1ie/rsgT0
藍子「変えようと思う気持ちと……そのエネルギーがあるから、今のキラキラ輝いている加蓮ちゃんがいるんだから」
藍子「それを否定したら、今の加蓮ちゃんのことまで否定することになっちゃう……」
加蓮「……あぁそっか。私、今の私のこと、否定しちゃってるんだ」
以下略
AAS
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