高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「9月5日のその後に」
1- 20
6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/05(木) 18:40:42.41 ID:w/xsIxLY0
「誕生日さ。……楽しみだったんだよね」

空の上にいる誰かへのような言葉を、向かい側の私が受け止める。

「平静を装ったフリしてたけど。実は毎日ワクワクしてて」
「はい」
「みんなからも、プレゼントいっぱいもらえるって期待してたし」
「はい」
「あと、ほら。また藍子と同い年じゃん」
「そうですねっ」
「これでお姉ちゃん面されずに済むし」
「お、お姉ちゃん面……?」
「……」
「……」

抹茶ラテを飲み終えた頃には夕焼けが地上のどこからも見えなくなってしまって、じわりじわりと夜が色濃くなっていきます。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
21Res/21.23 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice