178: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/25(火) 23:46:39.05 ID:OpIC7hvy0
タオルで汗を拭う後藤田提督、そして私たちの前に、一組の男女が姿をあらわした。
「……」
舌の上で電気が弾けた。眼の表面がやたらに渇き、意識的に数度、まばたきをする。
脚の親指に力を籠める。大地はちゃんとそこにある。
周囲をこっそり窺えば、どうやら私だけではないようで。
「……」
人数分の沈黙。しかし、現れた二人は我々にまったく無頓着なのか――それとも、最早慣れっこなのか―――ひまわり畑のような笑顔をこちらへと向けていた。
「遠路はるばるようこそお越しくださいました! 長い旅路でお疲れでしょう! 本当ならすぐにお部屋へ案内したいところですが、申し訳ない、少しお時間を頂戴いたします!」
「こっちこっち! みんなが待ってるっぽい!」
既に顔と名前の予習は船上で済ませてあった――今回の作戦で総指揮を執る、佐世保鎮首府の代表である、三神提督。そしてその筆頭秘書艦である、駆逐艦・夕立。
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