【艦これ】山城「不幸のままに、幸せに」
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154: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/19(水) 21:18:14.92 ID:5AFgp54J0
 年の差はかなり離れているが、それが大した障害になるようには見えない。なんなら「艦娘」というこの身のほうがよっぽどだろう。顔の好き嫌いは十人十色だから捨て置くとして、性格に関しては文句のつけようもない。
 真っ直ぐな人は心地いいものだ。あの人はぶれずにこちらを想ってくれるし、こちらがぶれないことを知れば、尊重してくれもする。たった数週間、同じ船に乗っていただけの私でさえそうなのだ。グラーフ、彼女の心境やいかに。

「うふふぅ、いーいですよねぇ、あーゆーのぉ」

 頬を赤く染めてポーラが立っていた。紅潮は、しかし、恋の話に現を抜かしているからではもちろんない。豊満な肢体に押し付けられたワインのボトルはそろそろ底が尽きそうだ。グラスさえ持っていない。まさか、喇叭?
 私のそんな疑問へポーラは親切にマルをくれた。目の前で実演してみせて、壁へと背中を預ける。




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