いつかの月が君に微笑む
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7:名無しNIPPER[saga]
2019/08/14(水) 21:59:25.05 ID:3RPf7FsGO
あまり聞きなれない言葉に、その意味を理解をするまで数秒かかった。

「はぁ」

質問をしたことを後悔して、反応に困った結果がこれだ。観光名所というわけでもないが、わざわざ自殺にうちの島を選ぶというのも、真意とも捉えづらく、しかしそんなに重篤な悩みがあるのなら冗談だろうと笑い飛ばすこともできない。

「え、反応薄くない? ここ、衝撃発言のところだよ」

「都会の人って、色々あるんだろうし」

年間の自殺者が何万人、みたいな知識は授業で聞いたんだっけ。どこで得た知識かは覚えてないけれど、そういう話だけは知っている。

「カズくん、変わってるね」

「そうかな?」

そうだよー、と彼女が頷いて話は止まった。お互いに何を話していいか探りきれなくなってしまった。


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