いつかの月が君に微笑む
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23:名無しNIPPER[saga]
2019/08/15(木) 22:09:20.22 ID:whXTmqj1O
そんなことはない、と二人の声が重なって、愉快そうに瑞穂はもう一度声を出して笑った。その笑顔からは、とても昨日の夢で見たようなことをしでかすようには思えなかった。

朝ご飯を食べ終えて、水原に急かされて家の外に出た。
「で、今日はどうすんの」

今日のプランを何も説明していなかった瑞穂へ、俺から問いかける。
「とりあえず、佐々部に昨日の報告しに行くよ。せっかくだし、瑞穂ちゃんのことも紹介してあげようよ」

佐々部か……お調子者の佐々部に瑞穂を紹介するということに、あまり俺は前向きになれなかった。これから瑞穂がうちに滞在している間、騒々しいことになりそうなことが目に見える。

そんなことを考えているとも知らず、瑞穂は水原と仲良さげに話していた。ガールズトークってやつか? 疎外感を感じながら十数分、目の前には佐々部の家がそびえていた。



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