2: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2019/08/11(日) 20:16:29.64 ID:hJ05PNkl0
それぐらいにうちの嫁は可愛い。
嫁自慢だ、嫁馬鹿だ。
3: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2019/08/11(日) 20:18:28.36 ID:hJ05PNkl0
そんな愛する妻に帰宅途中でメールを入れる。
電車の中で揺られながら、彼女に「もうすぐ帰る」と連絡する事がどれ程至福な時間な事か!
4: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2019/08/11(日) 20:19:45.43 ID:hJ05PNkl0
そうとも二人の愛の巣たる我が家には可愛い琴葉が待っている。
俺の帰りを今か今かと時計をチラチラ待っている。
5: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2019/08/11(日) 20:21:38.79 ID:hJ05PNkl0
なんて事をやってるうちに角を曲がる。
俺達の家がそこに見える。
6: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2019/08/11(日) 20:22:57.91 ID:hJ05PNkl0
部屋が、台所が暗い。
琴葉の姿が見えなかった。
7: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2019/08/11(日) 20:24:17.78 ID:hJ05PNkl0
「お帰りなさい」
次の瞬間目が眩んだ。
8: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2019/08/11(日) 20:25:42.54 ID:hJ05PNkl0
「なあ」
「はい」
9: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2019/08/11(日) 20:26:18.68 ID:hJ05PNkl0
「そうだ」
俺はハッキリと思い出した。
10: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2019/08/11(日) 20:27:46.19 ID:hJ05PNkl0
===
壁のパネルを手動で操作して最後の仕上げを完了する。
時間が来れば浴槽の用意が出来た事を機械が教えてくれるだろう。
11: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2019/08/11(日) 20:28:46.26 ID:hJ05PNkl0
「……ひと肌を与えてくれはしないんだよな」
俺は溜息と共に独り言ちた。
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