人攫い「つまり、俺はお前を買い戻したのさ」奴隷「どうして、ですか……?」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/30(火) 23:54:32.28 ID:ZX8U6ErMO
「準備はいいか?」
「はい! いつでもどうぞ!」

寝る前にしては異常にテンションの高い私を見て、ご主人様は苦笑しつつ、絵本を読んでくださいました。

それは竜の子供の冒険譚であり、時に品性を疑う表現が含まれていたものの、極めて健全な物語でした。

時折、亡くなった娘さんのことを思い出したのか、ご主人様は絵本を読みつつ涙を浮かべておられ、それを見た私はもうどうしようもなくて、切なくて、苦しくて。

「ご主人様……大丈夫ですか?」
「あ、ああ……悪い。どうしても泣けてきてな」
「どうか私にご主人様を慰めさせてください」

気がつくと、思わず、そんな言葉を口にして。

「え? いや、ちょっと待ってくれ」
「あ、ごめんなさい! 分を弁えずに……」
「いや、そうじゃなくて……お前、男だろ?」

そう言われて、目の前が真っ暗になりました。

「……がーん」
「お、おい! どうした、大丈夫か!?」
「……私はもう寝ます。おやすみなさい」
「お、おう。それじゃあ、おやすみ」

どうやらご主人様は私を男だと思っていて。
あまりのショックに打ちひしがれた私は。
その日から三日三晩、寝込みました。


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