29:名無しNIPPER[saga]
2019/07/26(金) 17:49:19.06 ID:XLNzjGnq0
「霧子の言葉をおさらいするぞ」
「はいっす」
「霧子の考えでは、まずどうしても邪視に近づかないといけない。だけど直視は絶対にしてはいけない。目線を外して、視線の外で場所を捉える。そして、溜めたしょんべんをぶっかける。それでもダメなら……良いか? 真面目な話だぞ? 俺はおちんちんさんを出す。お前らはおま――」
「あんたそれ以上言ったら訴えるわよ」
「すまん。でも、本気だ」
「……それでもダメだったら、どうするっすか?」
「……これは霧子は言ってなかったか。その時は、逃げよう。なによりもみんなの命が大切だ」
俺たちは、言い様のない恐怖と不安の中、交代で双眼鏡を見ながらジッと岩に座って待っていた。
時刻は3時を回っていた。
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