21: ◆J2O9OeW68.[sage saga]
2019/07/24(水) 12:35:33.16 ID:rmJoFnhWo
「もう行くんすか?」
私は尋ねる。
22: ◆J2O9OeW68.[sage saga]
2019/07/24(水) 12:36:30.82 ID:rmJoFnhWo
最初の一歩を踏み出したのは、プロデューサーさんのほうが早かった。
その背中を追いながら、私は好奇心で訊いてみる。
「プロデューサーさん」
23: ◆J2O9OeW68.[sage saga]
2019/07/24(水) 12:37:07.67 ID:rmJoFnhWo
彼女が何と答えるのかは、何となくだけれど予想がついていた。
それでも私は尋ねた。
理由なんて特にない。
あったのは、だから、ただの好奇心それだけだ。
24: ◆J2O9OeW68.[sage saga]
2019/07/24(水) 12:37:39.28 ID:rmJoFnhWo
「どうだろうね」
彼女はわずかに首を傾げて、口元に微かな笑みを浮かべた。
こんなにも冷たい冬の中で、まるで春の陽気に思いを馳せているような、穏やかで柔らかい笑顔だった。
25: ◆J2O9OeW68.[sage saga]
2019/07/24(水) 12:41:14.88 ID:rmJoFnhWo
終わりです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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