奏「夏紀センパイ、付き合っていただけませんか?」
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39:名無しNIPPER[saga]
2019/07/14(日) 14:45:21.82 ID:lDAUfTp00
映画を終えて外に出ると、パラパラと雨が降っていた。
二人とも傘は持っていなかった。
一本だけビニール傘を買い、二人で入って駅までの道を歩いた。

駅に着くころ、センパイの右肩は少しだけ濡れていた。


帰りの電車でセンパイはいたずらっぽく笑い、「今日のことは二人だけのヒミツね」と言った。

私はいつもと変わらない笑顔をつくり、頷いた。



以来、センパイと二人になることはなかった。


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