71: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:33:29.88 ID:8naFKaaW0
「カルパッチョ、我々は本当に勝てると思うか」
私が問うと、カルパッチョは「そうですね」としばし思案する素振りを見せて答えた。
72: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:34:14.73 ID:8naFKaaW0
「あーっはっはっはーっ!」
「また突然笑い出して、どうしたんですか、ドゥーチェ」
73: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:36:17.50 ID:8naFKaaW0
山岳と荒れ地ステージ。
遮蔽物や潜伏場所が多く機動力が活きる山岳地帯と、遮蔽物が少なく向かい合えば技術力と戦車性能が浮き彫りになる荒れ地地帯とが対照的なステージだ。
大洗の戦車は五輌。
74: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:37:53.61 ID:8naFKaaW0
そして、ループも十週目に突入した私とカルパッチョにとって、もはや山岳と荒れ地ステージは庭のようなものだ。
マップは全て頭の中に叩き込まれている。
その上で、やはり結論付けられる要所は、中央に位置した十字路だろう。
75: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:39:17.36 ID:8naFKaaW0
「でも、そうしたら十字路を突っ切られてしまいますよね」
「いーや、そうはならない。デコイを配置するからな」
76: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:41:17.44 ID:8naFKaaW0
『これより、二回戦第四試合、アンツィオ高校対大洗女子学園の試合を、開始いたします』
荒れ地のど真ん中、遠目に大洗の戦車が並ぶのが見える。
作戦の確認をしているのだろう、大洗の隊長、西住みほが戦車の前でマップらしきものを広げていた。
77: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:42:52.20 ID:8naFKaaW0
「まったく、二枚は予備だってあれほど言ったのになあ」
デコイを全て置いてしまっては戦車の数が大会規定を超えてしまう。作戦も即バレだ。
ペパロニもああいうところがなければ、度胸があって機転も利く凄いやつなんだが。
78: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:44:32.81 ID:8naFKaaW0
「戦車停止! 敵隊長車とフラッグ車発見!」
対するこちらはP40にセモヴェンテとCV33が一輌ずつ。
79: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:47:12.33 ID:8naFKaaW0
カルパッチョ率いるセモヴェンテが旋回するのを見届け、こちらは残ったCV33と協力してフラッグ車を追う。
「一同! 大洗のフラッグ車を包囲するぞ!」
80: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:48:54.55 ID:8naFKaaW0
まずはフラッグ車の盾になっているW号を落とすべく、狙いをすませて装填と同時にグリップを握りしめる。
と、私の腕が悪いのか、弾は車体をかすめて敵戦車の後方へと飛んでいく。
「次ぃっ!」
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