アンチョビ「一万回目の二回戦」
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265: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 22:09:35.86 ID:6Fy41Xha0

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以下略 AAS



266: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 22:10:59.55 ID:6Fy41Xha0

 カルパッチョとペパロニへ向かって、まるで独り言のように、私はぽつぽつと言葉を吐き出した。

「まあ、仕方のないことだな」
「そもそもループ現象の方が異常だったんだ。癪ではあるが、これで普通の生活には戻れる」
以下略 AAS



267: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 22:12:45.16 ID:6Fy41Xha0

 苦い顔を浮かべるペパロニの隣で、カルパッチョが「あのー」と手を挙げる。

「ループの間にあったことをメモに残しておくことはできると思いますが」

以下略 AAS



268: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 22:14:27.99 ID:6Fy41Xha0

 戸惑うように言うカルパッチョに、私は笑う。

「ホントに、いいんだ。今度のは本心だぞ」
「まあ、お前らがやりたいなら、好きにすれば良い。私は止めはしないから」
以下略 AAS



269: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 22:16:49.91 ID:6Fy41Xha0

「この世界の正史を誰が決めているのかはわからないが、少なくとも連中は、アンツィオは二回戦で負けるものと思っているらしい」
「だからたぶん、今回の大会で我々は負けざるをえなかったんだ。そう決めつけられていたからな」

 だが、しかし。
以下略 AAS



270: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 22:18:34.66 ID:6Fy41Xha0

「それに、それにな」
「あの勝利だけじゃない。正しい歴史でなくとも、ループの中で起こったことは全部、どこかで起こりえたことなんだ」
「我々はそれらを全て、この身で体験してきた」
「脳みそだけじゃなくて、魂で知っている。だから――」
以下略 AAS



271: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 22:20:19.91 ID:6Fy41Xha0

 そして聖グロリアーナとの試合当日を迎えた。

 やれることは全てやった。

以下略 AAS



272: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 22:21:19.62 ID:6Fy41Xha0

「カルパッチョ、フラッグ車を頼むぞ」

「はい、了解です、ドゥーチェ」

以下略 AAS



273: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 22:23:19.14 ID:6Fy41Xha0

 冬季無限軌道杯。
 一回戦のポンプルとの試合はなんとか勝利をおさめることが出来た。

 カルパッチョの乗車するセモヴェンテをフラッグ車としたのが功を奏したのか。
以下略 AAS



274: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 22:25:11.41 ID:6Fy41Xha0

 夏の大会では、惜しくも二回戦で大洗に敗退してしまった。

 あれは良い試合だった。
 あんなに楽しい試合は、後にも先にもない。
以下略 AAS



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