213: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 20:05:00.23 ID:6Fy41Xha0
パネトーネから再び通信が入ったのは、西の街道を我々ドゥーエが横切った直後のことだった。
『ドゥーチェ、大洗の連中に見つかったっす!』
214: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 20:06:32.05 ID:6Fy41Xha0
問題は、我々が待ち伏せに間に合うかという話なのだが――。
「クアトロっ! そちらから見て大洗の様子はどうだっ!」
215: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 20:08:34.04 ID:6Fy41Xha0
崖の上まで出るにはパネトーネらのいる逆サイドから上らなければならない。
今は、まだ中腹辺りだ。
「ペパロニっ! 大洗を止めろっ!」
216: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 20:10:06.11 ID:6Fy41Xha0
パネトーネとの通信が切れて、ようやく我々は崖上へと上がった。
下を見下ろすと、黒煙を燻らすセモヴェンテと、大洗の車輌が三つ。
そしてその周囲を走り回るCV33が二輌見える。
217: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 20:11:59.56 ID:6Fy41Xha0
私の制止をまったく意に介さず、セモヴェンテは崖下へと落下してゆく。
おそらくは敵フラッグ車を狙ったのだろうが、崖下から幾分か距離を取っている大洗の戦車へは届かない。
あえなく地面へと激突した。
218: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 20:14:24.16 ID:6Fy41Xha0
「私も分度器作戦いくっすっ!」
今度は隣のCV33からだ。
219: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 20:15:52.15 ID:6Fy41Xha0
『ドゥーチェ、こ、これどうなってるっすかっ?』
「し、白旗は揚がっていないな。て、その前に怪我はないか!?」
220: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 20:17:34.18 ID:6Fy41Xha0
崖下には、W号、三突、砲身の折れた38(t)、それにCV33が二輌。
奴らを撃破できる車輌は、崖上のP40のみ。
――さすがに分が悪いなっ!
221: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 20:21:32.11 ID:6Fy41Xha0
大洗残存車輌。
W号戦車、一輌。三号突撃砲、一輌。38(t)、一輌。
合計三輌。
222: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 20:23:11.46 ID:6Fy41Xha0
――とはいえ、これはフラッグ戦。
とにかく相手フラッグ車を撃破さえすればこちらの勝利となる。
犠牲は大きかったが、38(t)の砲身が折れたのはラッキーだった。
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