131: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 22:18:33.06 ID:8naFKaaW0
嬉しい誤算だが、今の私はそれを望んでいなかった。
作戦は成功した。しかし目論見は失敗したのだ。
ともかく我々は大洗の背面へ回り込み、全面包囲からの奇襲作戦を行った。
132: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 22:20:49.22 ID:8naFKaaW0
私とカルパッチョは、12回目のループを迎えた。
ケイから見ればこれで49回目――とも限らないのか。
我々が認識する11回目と12回目の間で、ケイが何度か第1ステージをゲームオーバーしている可能性もある。
133: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 22:22:48.43 ID:8naFKaaW0
再び試合当日。
私はペパロニに言った。
「おいっ! デコイ、全部置いてしまえ!」
134: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 22:24:35.76 ID:8naFKaaW0
>>129
改行ミスっちゃった。
集中力切れてきたみたいなので、一旦、休憩します。
40分くらいに再開します。
135: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 22:46:39.63 ID:8naFKaaW0
遅れました。すみません。
再開します。
136: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 22:48:22.74 ID:8naFKaaW0
「今回は、第3ステージをクリアできるでしょうか」
「さあなあ。それは私たちにもどうにもできないだろう。だが、とにかくプラウダの隊長には会いに行かなきゃな」
137: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 22:49:51.06 ID:8naFKaaW0
7月26日になると、過去に交換した連絡先を引っ張り出してプラウダへ電話をかけた。
『何のようっ!? 今はあなたの相手なんかしてる場合じゃないのよっ!』
138: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 22:51:21.60 ID:8naFKaaW0
プラウダの学園艦は始めてで、街を歩くと遠目に雪原が見えた。
驚いて道行く生徒に訊いてみると、人工でなく天然物だそうだ。
あの雪原を保つために学園艦の進路の調整でもしているのだろうか。そういう酔狂は嫌いじゃない。
139: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 22:53:19.60 ID:8naFKaaW0
カチューシャの部屋へは15分ほど待った頃に通された。
つい先程まで眠っていたことなど一切感じさせない様子で、カチューシャは「待たせたわね!」と宣った。
私とカルパッチョは顔を見合わせてため息をついた。
140: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 22:54:15.74 ID:8naFKaaW0
私とカルパッチョは、改めて説明を始めた。
カチューシャは悪態をつくものとばかり想像していたが、思いのほか、説明を聞いているあいだは素直だった。
うんうんと頷きながら、RF-8の中で行儀良く体育座りをしていた。
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