佐々木「やっぱりキミは優しいね」キョン「そうか?」
1- 20
6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:21:30.04 ID:Wuzd3WkQO
「なあ、佐々木」
「なんだい?」
「ひとつだけ、聞いても構わないか?」

俺の疑問は、そう難しいことじゃない。
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:32:18.52 ID:Wuzd3WkQO
「キミは永遠というものを信じているかい?」

しばらく静かな時が流れ、そのあまりの居心地良さを振り切るように、佐々木に尋ねられた。

「そんなもの、あるわけないだろ」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:35:44.46 ID:Wuzd3WkQO
「また、女の子のことを考えているね?」

指摘され、図星を突かれた俺は弁明を諦めた。

「話してみたまえよ、キミの女性遍歴を」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:37:26.92 ID:Wuzd3WkQO
「……もう、怒ってないさ」
「本当かい?」
「ああ。だから、そんな顔するな」

そんな今にも泣きそうな顔なんて似合わない。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:39:44.16 ID:Wuzd3WkQO
「さて、キョン」
「どうした、佐々木」
「そろそろキミの女性遍歴を披露したまえ」

頃合いだろうと、佐々木はくつくつ笑う。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:41:25.40 ID:Wuzd3WkQO
「それにしても、キョン」
「なんだ?」
「それだけ異性と接していて、未だに誰とも付き合わないとは、もはや異常だと僕は思うね」

だから浮ついた話ではないと言っただろうが。
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:43:34.82 ID:Wuzd3WkQO
「詳しくもなにも、いま話した通りだ」

何ひとつとして、難しいことはない。
膝の上に乗ったハルヒが、小便を漏らした。
それ以上でも、それ以下でもなかった。
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:45:12.34 ID:Wuzd3WkQO
「じょ、冗談はやめろって」
「僕が冗談でこんなことを言うとでも?」

あまりに突然且つ、急勾配な急展開に狼狽する俺に対して、佐々木は本気であることを示すように立ち上がり、そして膝の上に、跨った。

以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:46:44.51 ID:Wuzd3WkQO
「キョン、何か言い残すことは?」

いよいよ、その時が近づいてきた。
ゴクリと生唾を飲み込み、乱れた息を整える。
最後に何を言い残すのかは事前に決めていた。
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:48:34.52 ID:Wuzd3WkQO
「キョン、いくらなんでも近所迷惑だよ」
「あ、すまん」

誰にも邪魔はされないとは言ったものの、流石に近隣住民に迷惑をかけるわけにはいかず、俺はすぐさま正気を取り戻して、謝罪をした。

以下略 AAS



21Res/17.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice