加蓮「カミサマなんて信じない」
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18: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:30:05.82 ID:tLeGcQVf0


「神様ですかぁ? もちろん信じてますよ」


以下略 AAS



19: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:31:21.83 ID:tLeGcQVf0

「へー……。『運命の出会いなんて信じてなかった』なんて持ち歌で歌ってるクセに?」

「ですから謝ってるじゃないですか、『神様ごめんね』って。……というか加蓮ちゃんだって歌ってるじゃないですか、『神様がくれた時間』って」

以下略 AAS



20: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:32:39.06 ID:tLeGcQVf0

「加蓮ちゃんは信じないんですか? 憧れのアイドルになれたきっかけを。加蓮ちゃんのプロデューサーさんとの出会いを。それを神様が演出してくれたってことを」

「うーん……」

以下略 AAS



21: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:33:14.22 ID:tLeGcQVf0


「だから、この全てが運命だなんてイヤ。少なくとも私は"運命"っていう言葉で済ませたくない」


以下略 AAS



22: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:34:15.80 ID:tLeGcQVf0

 私はそう毅然と宣言する。運命の出会いを信奉する彼女に向かって、運命なんて嫌だと言い放つ。

「そう……ですか……。まあ、見解の違いですかね。それとも──」

以下略 AAS



23: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:35:02.56 ID:tLeGcQVf0

◆◇◆

 前の三人は何かしらカミサマに関わってる人を訪ねてみた。だからこそ次は逆の発想で行こう。そろそろ賛同者が欲しい所だしね。
 カミサマから一番遠い存在ってなんだろう? そう考えた時にふと思い浮かんだのが彼女の存在だった。
以下略 AAS



24: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:35:37.43 ID:tLeGcQVf0


「カミサマを信じるかって? 面白い質問するねー、加蓮ちゃん」


以下略 AAS



25: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:36:29.25 ID:tLeGcQVf0

「面白いでしょ? 生粋の科学者にこんな質問するなんて」

 カミサマという非科学的なものの真逆、つまりは科学的なもの。それはまさに科学でありそれを信奉する科学者だろう。
 ということで今回は志希にインタビューしてみる。場所も屋外のカフェテラスで、まるでホントに取材をしてるみたいだ。
以下略 AAS



26: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:37:50.47 ID:tLeGcQVf0


「だから信じてるって」


以下略 AAS



27: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:38:32.40 ID:tLeGcQVf0

 愕然とした私を見かねたのか、志希はもう一度自身の考えを口にする。
 志希が、カミサマを、信じる、だって……?

「科学者なのに……?」
以下略 AAS



28: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:39:32.40 ID:tLeGcQVf0

 意外すぎる回答が返ってきて、私は正直ポカーンとした。さっきから呆然としたまま帰ってこれない。
 こんな話を聞く前は、志希とカミサマの悪口言いまくって、その存在を否定しまくって楽しむつもりだったのに……。

「大体ギフテッドって自称してることからして神様を信じてる証拠だって。だって元々は『神様から与えられた才能』っていうところからきてる言葉だしね」
以下略 AAS



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