31: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 20:12:54.82 ID:MwWLOLhm0
「おっと、十五時か」
「兄ちゃん! 今日もケーキある?」
32: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 20:13:21.14 ID:MwWLOLhm0
十秒後。
テーブルの上に置かれたのは、なんと二つのゴージャスセレブプリン!
33: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 20:13:51.07 ID:MwWLOLhm0
「うー……」
「ほら、真美も食べな」
34: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 20:14:19.27 ID:MwWLOLhm0
「ゥンまああ〜いっ!」
口の中を駆ける稲妻!
35: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 20:15:09.01 ID:MwWLOLhm0
兄ちゃんは真美が近づいてきたのに気付くと、ちょっと不思議そうな顔をした。
「あれ? 実はプリン苦手だったか?」
36: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 20:15:37.61 ID:MwWLOLhm0
「はいっ、あーん」
「……えっ?」
37: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 22:58:37.77 ID:MwWLOLhm0
「小学生ってそろそろ、こういうの気にしだす歳じゃないのか?」
「え? 気にするって?」
38: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 22:59:26.75 ID:MwWLOLhm0
「……あれ?」
「あ。その顔、今更気付いたっぽいな」
39: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 22:59:54.66 ID:MwWLOLhm0
「あ、亜美! 帰ろ!」
「真美、どったのー?」
40: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 23:00:44.60 ID:MwWLOLhm0
――そんなことがあってから、真美は事あるごとに兄ちゃんの部屋に遊びに行くようになった。
時々亜美も一緒に来たけど、基本的には真美一人だけ。
41: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 23:01:25.25 ID:MwWLOLhm0
そんな毎日がちょっと変わったのは、外が寒くなり始めた秋の終わり。
いつものように兄ちゃんの部屋に行くと、なんか兄ちゃんが踊ってた。
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