41: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 23:01:25.25 ID:MwWLOLhm0
そんな毎日がちょっと変わったのは、外が寒くなり始めた秋の終わり。
いつものように兄ちゃんの部屋に行くと、なんか兄ちゃんが踊ってた。
「……兄ちゃん、何してんの? 頭おかしくなったの?」
「これは喜びの舞いだ!」
真美の言葉にツッコミも入れず、兄ちゃんは嬉しそうに一枚の紙を見せてきた。
「えーっと……ないてい……つうちしょ?」
「その通り! 就職先が決まったんだよ!」
「えっ……ええええええ!?」
兄ちゃん、てっきり就職できないかと思ってた……。
話を聞くと、どーやら夏の終わりに、街中で変なおじさんに声をかけられたっぽい。
「ねぇ、そこ大丈夫なの? 怪しくない?」
「一応調べたら、大きくはないけどちゃんとしたとこだったよ」
「それって何するとこなの?」
真美の質問に対する兄ちゃんの答えは、けっこー予想外なものだった。
462Res/282.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20