32: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 20:13:21.14 ID:MwWLOLhm0
十秒後。
テーブルの上に置かれたのは、なんと二つのゴージャスセレブプリン!
「兄ちゃんありがとー!」
亜美は目をきらきらと輝かせながら、スプーンを片手に握りしめている。
でも兄ちゃん……二個ってこれ、片方はきっと自分の分のつもりだったんだよね。
「はぁぁぁぁ……。たんと召し上がれ、ガキ共……」
「いよっしゃぁーー! いっただっきまーーす!!」
待てをされていた犬が、よし!と言われたかのように、一気にプリンに躍りかかる亜美。
「ゥンまああ〜いっ! こっこれは〜!」
口に運んだ瞬間、ほっぺたを押さえながら高らかに叫んだ。
おおお、おいしそう!
でも……これ、兄ちゃんも食べたいよね、甘いの好きそうだし……これ買うの大変だし……。
目に見えてしぼんだフーセンみたいな顔でしょぼくれてるし……。
462Res/282.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20