205: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 21:57:10.28 ID:l0zubfjX0
「でも最近、真美もすっごく可愛くなったと思いません?」
「うぇっ!?」
206: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 21:57:38.59 ID:l0zubfjX0
「どう思います、プロデューサー?」
「……んんっ!?」
207: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 21:58:30.88 ID:l0zubfjX0
「……ああ、可愛いというか……女の子として、魅力的になってきてる、と思う」
ぼんっ。
208: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 21:59:20.01 ID:l0zubfjX0
ゆきぴょんが打って変ってめっちゃ顔輝かせてる。
これがあれだね、こないだ国語でやった水を得た魚ってやつだね!
209: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 21:59:53.14 ID:l0zubfjX0
目の前にはでんっと、おっきなハートのグラス。
……頼んじゃったものは仕方ないから、飲むしかないよね。
210: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 22:00:22.17 ID:l0zubfjX0
ストローをちょっと咥える。
目線を少し上に上げると、兄ちゃんと目が合った。
211: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 22:00:57.52 ID:l0zubfjX0
「ごちそうさまでした!」
「真美ちゃん、また明日ねー」
212: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 22:01:29.09 ID:l0zubfjX0
すると、兄ちゃんがいつもと違う道を指さした。
「今日はこっちの道から帰るか」
213: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 22:01:57.40 ID:l0zubfjX0
歩いてる時、ふと兄ちゃんが真美の頭を凝視してきた。
え、なになに、ゴミでもついてんのかな?
214: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 22:02:32.77 ID:l0zubfjX0
「ふふん、真美だってオトナの階段登ってるんだぜー」
「そうなんだな……」
215: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 22:03:05.79 ID:l0zubfjX0
そうなんだよ。
最近、兄ちゃんがぎこちない。
462Res/282.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20