126: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:17:54.51 ID:3PIsBOKz0
「そういえばドラマのオーディションの話が来てたんだった。やるか?」
「えっ!?」
127: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:18:24.73 ID:3PIsBOKz0
兄ちゃんには二つ返事で参加を伝えた。
オーディションは意外とすぐで、特別な対策とかはしなかった。
128: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:18:53.30 ID:3PIsBOKz0
恋が実らなかった気持ちを、自由に表現してほしい。
それが、審査員の人から言われた、オーディションのお題。
129: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:19:22.86 ID:3PIsBOKz0
「……やだ……」
真美の恋が、実らなかったら。
130: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:19:49.08 ID:3PIsBOKz0
これからも一緒でしょ?
嘘だよね、兄ちゃん。
131: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:20:18.49 ID:3PIsBOKz0
「ぅあ……うあぁぁぁぁぁああああん!!」
ぼろぼろと雫が零れ落ちる。
132: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:20:49.71 ID:3PIsBOKz0
そんなオーディションが終わると、血相を変えた兄ちゃんが真美のところへ来た。
「ま、真美! 大丈夫か!? そんなに辛かったのか!?」
133: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:21:22.10 ID:3PIsBOKz0
「マジか……完全に騙された……」
「騙すとはしっけーな。真美は、きちんとオーディションに応えて演技をしたのだよ!」
134: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:21:56.70 ID:3PIsBOKz0
だからちょっとだけ、回復しないとダメなのだ。
「ねぇ兄ちゃん、頑張ったからご褒美ちょーだい!」
135: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:22:32.15 ID:3PIsBOKz0
「真美!」
「ど、どしたの兄ちゃん?」
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