132: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:20:49.71 ID:3PIsBOKz0
そんなオーディションが終わると、血相を変えた兄ちゃんが真美のところへ来た。
「ま、真美! 大丈夫か!? そんなに辛かったのか!?」
「え?」
ちょーマジな兄ちゃんが、がんめんそーはくって感じで真美の肩を掴む。
「兄ちゃん兄ちゃん」
「な、なんだ? 審査員の人に酷いこと言われたのか? 上手くいかなかったのか? 大丈夫だからな、真美――」
「いや兄ちゃん。あれ、演技だからね?」
「……え?」
ぽかんと口を開けたまま思考を停止した兄ちゃん。
「迫真の演技だったっしょ? 審査員のおっちゃん達、誉めてくれたよ!」
「え? あ、おう……」
空回りしてたことに気付いて、ちょっと恥ずかしそうな兄ちゃん。
んっふっふ、ういやつよの〜。
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