【たぬき】高垣楓「迷子のクロと歌わないカナリヤのビート」
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181: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/07/27(土) 16:22:26.72 ID:aiDwMVos0

 ――以後、高垣は盛り返しました。
 人が集まり、幸運に恵まれ、信仰もお金も嫌というほどもたらされ、現代に至ります。

 それもこれも、新たに打ち立てた「半神」のもたらす恵みによって。
以下略 AAS



182: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/07/27(土) 16:23:56.24 ID:aiDwMVos0

  ◆◆◆◆


「それからというもの、高垣の家には双子が生まれるようになります」
以下略 AAS



183: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/07/27(土) 16:25:19.97 ID:aiDwMVos0


 そして、真実であればあるほど。

 穏やかに語る彼女の姿が、たとえようもなく孤独に思えた。
以下略 AAS



184: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/07/27(土) 16:26:21.22 ID:aiDwMVos0

「人は私を通して、色んなものを見ます。信仰、理想、羨望、嫉妬……あるいは、遠い過去の後悔」

 ぎくりとした。

以下略 AAS



185: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/07/27(土) 16:29:03.55 ID:aiDwMVos0


「……こんな話をしたのは、志乃さん以外にはあなたが初めてです。
 姉は……樒は、あなたに何か、私たちと似たものを感じたんだと思います」

以下略 AAS



186: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/07/27(土) 16:30:12.22 ID:aiDwMVos0

 高垣さんが浮き上がる。雨を浴びながら重力から解き放たれ、もう二度と届かないところまで。
 泣きぼくろを備えた左眼がちかりと輝き、神性の青を帯びる。


以下略 AAS



187: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/07/27(土) 16:30:44.18 ID:aiDwMVos0

  ◆◆◆◆


「ん?」
以下略 AAS



188: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/07/27(土) 16:32:09.33 ID:aiDwMVos0

「って、なんだこりゃ」

 さっきから普通に差している傘だが、どう見ても俺のものではなかった。
 コンビニで適当に買ったビニ傘よりもよほど上等で、しかも多分、女物だった。
以下略 AAS



189: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/07/27(土) 16:32:56.98 ID:aiDwMVos0

 
 誰かと会っていた気がする。

 誰なのかはわからない。
以下略 AAS



190: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/07/27(土) 16:34:10.18 ID:aiDwMVos0

  ◆◆◆◆


 かえちゃん、泣いたらあかんよ。
以下略 AAS



191: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/07/27(土) 16:35:54.58 ID:aiDwMVos0

   〇
 

 ええ。覚えていますよ、姉さん。
以下略 AAS



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