【たぬき】高垣楓「迷子のクロと歌わないカナリヤのビート」
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118: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/28(金) 00:45:40.69 ID:XbZcdmSM0

 金? 金は問題ない。これほど良い儲け話も無い。
 実力への不安など言うも愚か。あんなに綺麗な歌声は今まで聞いたこともないんだ。
 一体、何が嫌だったのか――――

以下略 AAS



119: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/28(金) 00:51:31.28 ID:XbZcdmSM0

「聞いてみないと……」
「ん? お? 何を?」
「なあPさんさ、あんま引きずるもんじゃないって。な? ほらオレたちも付き合うからさ」
「おーそうだそうだこの後吉原行こうぜ吉原、俺様が奢ってや……おい聞いてんのか? ……あ、寝てる」
以下略 AAS



120: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/28(金) 00:58:32.33 ID:XbZcdmSM0

  ◆◆◆◆


 高垣さんとはあれ以来会っていない。
以下略 AAS



121: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/28(金) 00:59:48.02 ID:XbZcdmSM0

「…………見つかんねぇ!!」

 というか、いつどこでどれくらい行われているのか。
 そんなことさえも知らないままだったのだ。
以下略 AAS



122: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/28(金) 01:00:22.36 ID:XbZcdmSM0

 聞き覚えのある声に、振り返る。
 街灯に照らされた道の向こう、買い物袋を提げた女性が立っている。

 その姿に見覚えがあった。想起されるのは、酔っ払いの頭にもくっきり残った、かぐわしいコーヒーの香り。
以下略 AAS



123: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/28(金) 01:01:16.50 ID:XbZcdmSM0
一旦切ります。
ちょっと引っ越し等色々あって更新滞っておりました。すみません。
ぼちぼち再開していきたいです。


124:名無しNIPPER[sage]
2019/06/28(金) 01:47:46.61 ID:2pURxWKMo
何となく瞳子さんっぽい雰囲気


125:名無しNIPPER[sage]
2019/06/28(金) 02:20:47.88 ID:xLIUuY4DO


さぁ最後までラストスパートです


126:名無しNIPPER
2019/07/06(土) 16:55:11.10 ID:uX8bu3fGO
 そういえば、童謡のカナリアは「なぜ歌を忘れたのか」がはっきりしてないんだよな。
 それ(≒楓さんが歌を捨てた理由)を明らかにしないままただ思い出させることだけを目的にして立てた計画がうまくいく道理はなかろう。


127: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2019/07/07(日) 22:18:01.34 ID:BmYrOlBS0

 マスターが言うには、夜市の開催には「サイン」があるのだという。


 それは十分な観察力と、ある種の慣れが無ければ見抜けない。
以下略 AAS



128: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/07/07(日) 22:19:46.92 ID:BmYrOlBS0

「見方がわかれば、そんなに難しくはないの。私でも追えるくらいだから」

 赤く色づいた並木道がライトアップされている。
 どこかから金木犀の香りがする中で、マスターは迷わず歩を進めた。
以下略 AAS



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