【ミリマス】馬場このみ『衣手にふる』
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96: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/10/17(木) 11:53:20.79 ID:eH8hmcZZo

『きっと、この場所なら大丈夫。』
このみは、もう一度両腕を胸に抱き寄せた。
折れそうになった数だけ出会えた『これまで』を。
何よりも愛おしい、かけがえのない『今』を。
以下略 AAS



97: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/10/26(土) 19:32:36.71 ID:ZIFRcwBno
>>53 >>56 >>58
×すばるん
○昴くん


98: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/11/17(日) 22:32:31.20 ID:1EiPKTBf0

それから少しして、スポットライトを見上げていたこのみの耳に、
突然何かがぶつかった様な大きな物音が舞台袖の奥から聞こえてきた。
このみは咄嗟にその音のした方を向いたが、そこにいた人影を見つけて、
ようやくそれが出入口の扉が勢いよく開いた音だと気がついた。
以下略 AAS



99: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/11/17(日) 22:33:05.58 ID:1EiPKTBf0

そこには、亜美、真美、昴、環の4人がいた。
慌ててこのみは時間を確認したが、もう既にあれから随分と時間が経ってしまっていた。
このみは、ああ、しまった、と頭を抱えた。
成り行きで始まったとはいえ、隠れんぼの鬼を任されていたはずなのだ。
以下略 AAS



100: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/11/17(日) 22:34:27.82 ID:1EiPKTBf0

「え、えっと……。」

駆け寄ってくる4人に何を言うべきなのか分からず、このみは言葉が詰まってでてこなかった。
しかしそんなこのみの様子をよそにして、真美は大きな足音とともに舞台を駆け、このみの前に飛び込んできた。
以下略 AAS



101: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/11/17(日) 22:35:28.20 ID:1EiPKTBf0

「そうそう。亜美たち、メッチャ探したもんね。」

「全然探しに来てくれないから、たまき達心配だったんだぞ。」

以下略 AAS



102: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/11/17(日) 22:38:34.93 ID:1EiPKTBf0

「……ごめんなさい、心配かけちゃって。」

環と昴はこのみを静かに見つめていた。
亜美と真美はその様子を伺ってか、あるいは単に空気がむず痒くなりそうだったからか、
以下略 AAS



103: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/11/17(日) 22:40:15.53 ID:1EiPKTBf0

それから少し間が空いた後、昴は少し笑みを浮かべながらこう言った。

「でもまあ、このみのこと見つけられて本当に良かったよ。こんな所に居るんだもんなあ。」

以下略 AAS



104: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/11/17(日) 22:42:39.73 ID:1EiPKTBf0

「ねえねえ、このみん。ここが怪しい、って言ったの、昴くんなんだよ。」

「あら、そうなの?昴ちゃん、私がここにいるって、どうして分かったの?」

以下略 AAS



105: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/11/17(日) 22:50:37.89 ID:1EiPKTBf0

このみたちは舞台袖から外へ出て、夕日が差し込む廊下を歩いていた。
ほんのりと赤く染まる景色に、このみは不思議と温かな懐かしさのようなものを感じていた。

「今度お詫びにじゃないけど、みんなで何か甘いもの食べに行きましょ。好きなもの、何でもいいわよ。」
以下略 AAS



106: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/11/17(日) 22:56:52.84 ID:1EiPKTBf0

あっちのお店は、こっちのお店は、といった調子で、あっという間にスイーツの話で盛り上がっていった。
最終的に候補はいくらか絞れたがそこから先はなかなか決められず、結局じゃんけんで決めることになった。

「昴くん、亜美はグーだすかんね?」
以下略 AAS



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