4:名無しNIPPER[sage]
2019/06/11(火) 12:29:39.14 ID:8Kxlpx7EO
「なるほどねー」
「こっからもいろいろ考えたよ。これが現実的に当てはまらない時も多いしさ」
そうやって、少しづづ砕いていって。少しずつ、答えを出していった。
5:名無しNIPPER
2019/06/11(火) 12:30:37.90 ID:8Kxlpx7EO
「どうしたの?」
「なんでもないよ」
彼女は笑っている。悩みなんて無さそうに、辛いことなんてまるでないかのように。
6:名無しNIPPER
2019/06/11(火) 12:31:39.91 ID:8Kxlpx7EO
数日後。
僕は彼女が苦しんでいるのに気付いた。最初、彼女は認めようとはしなかった。でも、隠し通せるものでもなかった。
――もっと自分に能力があればよかったのに。
7:名無しNIPPER
2019/06/11(火) 12:32:10.27 ID:8Kxlpx7EO
「どうすればよかったのかなあ。ふふふ」
「……」
「キミは私が間違ってたと思う?」
8:名無しNIPPER[sage]
2019/06/11(火) 12:32:42.37 ID:8Kxlpx7EO
彼女は、何も言えなくなった。
僕の言い方は、卑怯にも思える。でも、必要な言葉だ。
だから。
9:名無しNIPPER[sage]
2019/06/11(火) 12:33:13.12 ID:8Kxlpx7EO
「……ありがとう?」
「どういたしまして」
「……混乱してきた」
10:名無しNIPPER[sage]
2019/06/11(火) 12:33:45.02 ID:8Kxlpx7EO
「さっきのは内緒だよ?」
彼女の言葉に僕は頷く。はっきり言って混乱していた。
11:名無しNIPPER[sage]
2019/06/11(火) 12:34:15.89 ID:8Kxlpx7EO
おしまい
12:名無しNIPPER[sage]
2019/06/11(火) 14:23:27.82 ID:+Gl82vp3o
乙
なんかせつないな
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