エミリーが忘れた日
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96: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/06/10(月) 23:31:17.62 ID:9pdDfgPfo
 
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夕方、ロンドンにいる伊織から着信があった。

「本当なのか!?」
「えぇ、今はもうすっかりいつも通りよ……上手くいって良かった……!」
「……そうか……」

大きく息を吸い込んで、胸の奥からこみ上げるものをこらえる。

「できるだけ早い飛行機を取ってそっちに戻るから待ってて。 本当に……ありがとう、プロデューサー……」
「何でだよ、礼を言うのはこっちのほうだ……気をつけてな」
「ええ」

通話を切った後、どうしても我慢しきれずに目元をゴシゴシと拭った。

「みんなに知らせないと……!」

事務所を飛び出して、大急ぎで報告に向かう。


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