武内P「私の愛が重い?」
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4: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2019/06/01(土) 03:58:18.91 ID:PRZBj2Ss0
凛「プロデューサーと初めて出会った時の事、今でも鮮明に思い出せる。蒼い空をキャンパスに、桜の淡い赤が風に揺られて自由自在に彩ってた」

加蓮(あ。蒼ってきた)

凛「あの時のプロデューサーの瞳。夢見がちな情熱さと、不器用さがこもった眼で私を真っすぐに見てた。あの歳であんな眼ができるのは、きっと不器用だからだろうね」

凛「不器用だから、回り道ができない。真っすぐにしか進めない。真っすぐにしか進めないから――情熱が冷めないまま。たとえ苦しくて膝をついても、その熱が再び駆け出す力をくれる」

凛「なんでそんな眼で私を見るのか、最初はわからなかった。けどね、しばらくしたらわかったんだ」

凛「ああ、この人。私のことが好きで好きでたまらないんだって」

武内P「」

加蓮「へえ。そこまで言うからには、CPのプロデューサーと何か特別なこととかあったんだよね?」

凛「いや、ないよ」

加蓮「へ?」

凛「何驚いているの加蓮。私のプロデューサーが担当しているアイドル、それも未成年とそんなことあるはずないでしょ」

加蓮「え、ええ〜?」

武内P(良かった。渋谷さんは私のことをしっかりと理解――いえ、信頼してくれていた。はい、私は貴方たちをそのような汚れた眼で見てはならないと、常日頃から戒めています)

凛「信頼が込められた穏やかで静かな瞳で、私を優しく見守ってくれたりするけど、加蓮が考えているようなことは無いよ」

加蓮「いや、だって。確かにあの人が未成年の担当アイドルに手を出すところなんて想像つかないけど、だったら凛のその自信はなんなの? CPのプロデュサーから手を出さないことに業を煮やして、自分から押し倒したり、外堀を埋めまくって手を出さざるをえない状況に追い込んだんじゃないの?」

凛「加蓮は私のこと、何だと思ってるの?」

加蓮「愛が重すぎるプロデュサー大好きっ娘」

凛「だから違うし。仮にそうだとしても、プロデューサーの方が重いから」

加蓮「じゃあそろそろ、CPのプロデューサーの方が重いっていう理由を教えてよ。恋人とか奥さんにはこれでもかってぐらい一途になりそうだけど、それ以外の人になら分け隔てなく優しそうな感じじゃない」

凛「うん、そこには同意するよ。本当に一途で、不器用な人。私のことが好きでたまらないけど、未成年の担当アイドルに手を出すなんてするわけない。だからだろうね」

凛「プロデューサーは、私のことが好きって自覚がないんだ」

武内P(………………………………え?)

加蓮「………………………………ん?」



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