100:名無しNIPPER[saga]
2019/04/29(月) 01:22:10.36 ID:SYS+AFC90
夕美ちゃんは、どこか困ったように、視線を外した。
「うーん……」
あ――もういいや。
そっか。
そっかそっか。
そうそう、夕美ちゃんは気休めのウソもつけない子なんだよね。
あたしは膝をポンと叩いた。
「じゃあさ! にゃはは、そこで志希ちゃん、とっておきのイイものを持ってきてまーす♪」
キンモクセイを入れてきたものとは別の袋を思わせぶりにゴソゴソとあさり、サッと取り出す。
「ほら、じゃじゃーん! 缶ビール〜〜♪」
ガレージの冷蔵庫に、プロデューサーがコッソリ入れていたヤツだ。
こんな事もあろうかと、キンモクセイと一緒に回収してきたのだ。
「はいっ、お互いの良き労働に感謝しよー。
夕美ちゃん大学生なんだし、あたしよりもお酒なんて慣れっこでしょ? にゃははー♪」
138Res/139.96 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20