14: ◆XUWJiU1Fxs
2019/04/25(木) 00:28:04.79 ID:cgXM4cARO
「ふぅ……」
ホテルに荷物を置いて一息つく。白を基調とした部屋の中は清掃が行き届いており、寝泊まりするのももったいないくらいだ。机の上置かれているウェルカムフルーツの甘い香りが心地よい。
窓の外を見ると先ほどとはまた別の馬車がパカラパカラと歩いている。目で鼻で耳で感じる東京にはない風景に、憧れのウィーンに来たんだという気持ちが強くなって行く。
「……ダメだ、もう疲れた」
長旅の疲れからから果実の香りが原因か、ベッドに飛び込んでしまうと抗うこともなくそのまま深い眠りへと落ちていった。
39Res/42.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20