高森藍子「ねえ夕美ちゃん…キス、したことありますか?」
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8: ◆6X9N3xfEM.[sage]
2019/04/14(日) 20:38:44.43 ID:dyMK0zF9O
夕美「こほん、それで私が頭をか抱えてうずくまっているとグラウンドの方からサッカー部の男の子が駆け寄ってきて『やぁ、悪ぃ悪ぃ、大丈夫だったか』って」

藍子「もおっ、ずいぶん軽いですね」

夕美「それが同じクラスの男の子でね」
以下略 AAS



9: ◆6X9N3xfEM.[sage]
2019/04/14(日) 20:40:00.88 ID:dyMK0zF9O
夕美「そうしたらね、その男の子…マサヒロくんも責任を感じたのか一緒にお花を育てるのを手伝ってくれるようになったんだ。潰れちゃったお花は残念だけど他の物に植え替えてね、朝練の前とか土曜日とかサッカー部の練習の合間に水やりや草取りを一緒にしてくれるようになったの」

藍子「悪い人じゃなかったんですね」

夕美「うん、もともと明るくてクラスのまとめ役、みたいな感じだったんだけどね。一緒にお花を育てるうちにお喋りとかするようになって仲良くなったんだ」
以下略 AAS



10: ◆6X9N3xfEM.[sage]
2019/04/14(日) 20:41:22.93 ID:dyMK0zF9O
ぱあんっ

夕美「ど、どうしたの藍子ちゃん、いきなり両手で机を叩いたりして」

藍子「それはもう告白じゃないですか相葉さんっ!」
以下略 AAS



11: ◆6X9N3xfEM.[sage]
2019/04/14(日) 20:42:59.71 ID:dyMK0zF9O
藍子「あっ、でも」

夕美「んっ、何かな?」

藍子「夕美ちゃんの高校って神奈川ですよね、東京ならその気になればすぐに逢いに行けそうなんですけど」
以下略 AAS



12: ◆6X9N3xfEM.[sage]
2019/04/14(日) 20:44:55.50 ID:dyMK0zF9O
藍子「はぁ?、でもいいですねぇ?…、私もいつかそんなロマンチックなキスがしたいなぁ…」

夕美「まあ、私達は今はアイドルだから恋愛とかはお芝居だけにしておこうね」

そう言いながらふと脳裏に浮かぶあの人の姿。
以下略 AAS



13: ◆6X9N3xfEM.[sage]
2019/04/14(日) 20:46:45.07 ID:dyMK0zF9O
夕美「ねえねえ藍子ちゃん」

藍子「ん、なんですか?」

私は軽く拳を握るとそれを藍子ちゃんの額の上くらいに差し出す。
以下略 AAS



14: ◆6X9N3xfEM.[sage]
2019/04/14(日) 20:47:25.90 ID:dyMK0zF9O
………、………………、…………………………………………………………………

人生には取り返しのつかない時がある。 大切に育てていたお花を枯らしてしまった時、お気に入りのマグカップを落として割ってしまった時、見栄を張ってした事もない恋愛経験を語らなくてはならなくなった時。

そして…不意をついて親友のキスを奪ってしまった時………
以下略 AAS



15: ◆6X9N3xfEM.[sage]
2019/04/14(日) 20:50:31.24 ID:dyMK0zF9O
以上で終わりです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

最後の夕美ちゃんの握りこぶしのくだりはめぞん一刻が元ネタです。
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage]
2019/04/15(月) 12:22:39.77 ID:JGoThkM3O
未央のカキタレ藍子


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