曜「たとえみんなが望むとしても」
1- 20
94: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:55:23.85 ID:xnInN/pyO
私達5人はテーブルに向かい合う形で椅子に座った

「少し長くなる」と告げられたので、全員が自販機で飲み物を買った上で、である

善子「んで、ずら丸はどうして記憶を無くしたの? しかもaqoursのこと『だけ』なんて」

花丸祖父「うむ、我が寺に封印されし数多の呪いの書が1冊、『忘却の書』によるものじゃ」

花丸ちゃんのおじいちゃんが口にしたのは、普段なら善子ちゃんが大喜びしそうなオカルティックなアイテムの名前だった

善子「『忘却の書』?」

梨子「なんかそのまんまな名前ですね」

未だに「悪い冗談の類だ」と信じたい思いがあるけれど、それが「真実だ」と仮定して話へ耳を傾ける

花丸祖父「うむ、本来の名は『ヨルダとジェレミアの理想の新婚生活』なる古代ローマの小説なんじゃが」

梨子「恋愛小説!? なんでそんな幸せそうなタイトルの本が呪いの書に?」

花丸祖父「嫉妬心、じゃよ」

梨子「嫉妬心?」

私は漠然とではあるが、そのお話がどんな内容であるか、またどんな人がどんな想いを込めて綴ったものなのか想像がついていた

花丸祖父「今は関係ないことじゃ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
245Res/218.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice