曜「たとえみんなが望むとしても」
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133: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 05:32:00.69 ID:xnInN/pyO
月「あんなことって、どんなこと?」

「ここにきてとぼけるつもりなの?」とは口にしなかった

月ちゃんは昔から相手を口車に乗せるのが得意だ

向こうのペースに乗せられたら……こちらの負けだ!

曜「国木田のお寺から『忘却の書』を盗み出したこと。そしてそのためにルビィちゃんを脅して利用したこと」

月「うん、やっぱりその件について尋ねに来たんだよね?」

互いに感情を殺し、淡々とした口調で話を進める

曜「それ以外に何かあるの? やっていいことと駄目なこと、その区別がつかない訳じゃないよね?」

月「もちろんだよ」

迷いなくすっぱり言い切る彼女は決して気が狂った訳ではなかった

完全に正気の上で犯行を指示した訳か


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