【わたモテ】むしゃぶりつくうちもこ
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43: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/01(月) 04:43:21.89 ID:j0v9SOSRo

 結局覚悟なんか決まりきらないまま、一つ目の巨人が何かの間違いで一滴《ひとしずく》の涙をこぼすみたいにドレス姿のお姫様はあっけなく真っ逆さまに落ちていって、砕け、身体は散り散りになって、湖面では高い水しぶきが上がりました。

 世界が張り裂けるような巨大な音。

以下略 AAS



44: ◆2DegdJBwqI[saga sage]
2019/04/01(月) 04:56:43.07 ID:j0v9SOSRo
今日はここまで
おしまい(ここからが本題)

今回の更新ぶん死ぬほど場面の意義がわかりづらいのではないか?
という気がするが、書きたいことのフックとして必要なので
以下略 AAS



45: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/09(火) 05:22:25.74 ID:5hqp11NNo

 おしまいになった夢から浮かび上がって、現実の水面から顔を覗かせる。

 眠りから目覚める。

以下略 AAS



46: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/09(火) 05:24:09.73 ID:5hqp11NNo

 悪寒に震えていた。

 布団の中は寒かった。

以下略 AAS



47: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/09(火) 05:24:46.10 ID:5hqp11NNo

 まずはバナナと水道水で最低限の栄養と水分を補給して、寝起きの胃を動かしてから、家に常備してあった風邪薬を服用し、症状を鎮《しず》める。

 熱とのどの痛みにはイブプロフェン。

以下略 AAS



48: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/09(火) 05:25:36.52 ID:5hqp11NNo

 布団の中に戻って、医薬品の効能効果が身体に浸透《しんとう》するのを待ちながら、大人しく眠りを待った。

 誰かに、そばにいて欲しかった。

以下略 AAS



49: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/09(火) 05:27:43.96 ID:5hqp11NNo

 笑美莉は我儘《わがまま》の気持ちを、咳とともに溢《あふ》れてくる唾液でごくんと飲み下した。

 我儘を飲み下しても、無性にひとりが寂しいことには何も変わりがなくて、耐えられなくて、友だちにスマホでメッセージを送り、辛さを慰《なぐさ》めてもらう。

以下略 AAS



50: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/09(火) 05:28:23.31 ID:5hqp11NNo

 そばにいて欲しかった。

 嬉しくて、苦しくなった。

以下略 AAS



51: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/09(火) 05:29:39.47 ID:5hqp11NNo

「お、おはよう」

 と智子は言った。

以下略 AAS



52: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/09(火) 05:31:36.68 ID:5hqp11NNo

 マスクが手渡されて、装着し、それから再び二人の視線が絡み合って、

「おはよう」

以下略 AAS



53: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/09(火) 05:32:38.29 ID:5hqp11NNo

 笑美莉はほほ笑んで、

「来てくれてありがとう」

以下略 AAS



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