49: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/09(火) 05:27:43.96 ID:5hqp11NNo
笑美莉は我儘《わがまま》の気持ちを、咳とともに溢《あふ》れてくる唾液でごくんと飲み下した。
我儘を飲み下しても、無性にひとりが寂しいことには何も変わりがなくて、耐えられなくて、友だちにスマホでメッセージを送り、辛さを慰《なぐさ》めてもらう。
返信したり、返信を待ったり、やり取りを何度も繰り返しているうちに、いつの間にかうとうと寝入っている。
目が覚めると、ベッドの足元のカーペットにあぐらをかいて智子が座っている。
はっ!?
なんでいんの……?
呼んでないのに。
キモイキモイキモイキモイキモイ……。
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