52:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/03/14(木) 00:02:32.02 ID:XyPLVTvK0
みほ「あ、お帰りなさい。お母さんとどんな話をしていたんですか?」
ミカ「ちょっとした雑談をしただけだよ。みほが気にすることじゃない」
みほ「そうなんですか? その何かお説教されたんじゃ」
53:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/03/14(木) 19:31:33.23 ID:XyPLVTvK0
まほ「ん……どうしたんだ? 不思議な顔をして」
みほ「え、えっと……もしかして三人一緒の部屋なの」
まほ「当たり前じゃないか。私も妹と会えなくて寂しかったんだ」
54:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/03/14(木) 20:33:43.98 ID:XyPLVTvK0
みほ「すっかり夜になっちゃったね」
ミカ「フカフカのお布団に柔らかな枕……人はそれだけで幸せになれるんだよ」
みほ「あはは……そうだね。でも私はお布団や枕なんて無くてもミカさんさえいれば幸せだよ」
55:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/03/14(木) 21:22:58.29 ID:XyPLVTvK0
まほ「もう帰るのか」
みほ「うん明日は仕事だし色々準備しないとだから」
ミカ「みほが働いてくれているおかげで私は食べることが出来るんだよ」ポロローン
56:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/03/14(木) 23:36:17.73 ID:XyPLVTvK0
みほ「ところでミカさん……」
ミカ「どうかしたのかい?」
みほ「その大きな鞄は何ですか?」
57:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/03/15(金) 18:06:47.30 ID:xP05A1Xh0
みほ「で、でもこんなに貰っちゃって良いのかな」
ミカ「善意はありがたく貰っておくべきだと思うけどね」ポロローン
みほ「そ、そっか……お母さん私たちのこと応援してたんだ。後でお礼の電話しとかないと」
58:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/03/15(金) 19:39:55.41 ID:xP05A1Xh0
二週間後
みほ「はぁ……今日も疲れちゃったなぁ」
みほ「私は早くミカさんに会いたいのに残業だなんて」
59:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/03/15(金) 20:16:50.41 ID:xP05A1Xh0
しほ「……あれは手切れ金です。ミカさんは西住流に相応しくありせん」
しほ「このままではみほの将来が不幸になります。だからもう会わないようにとお金を渡したのです」
みほ「お、お母さん酷い! 私からミカさんを奪うだなんて!」
60:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/03/15(金) 20:34:32.45 ID:xP05A1Xh0
しほ「……確かに私は親として不甲斐なかったのかも知れません」
しほ「西住流を重視するあまり子供をあまり見てやれなかった」
しほ「みほがその重圧に苦しんでいたこともそれをまほが守ろうとしていたことも知ってます」
61:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/03/15(金) 20:53:10.46 ID:xP05A1Xh0
ミカ「それで覚悟って言うのは何を示せば良いのかな?」
しほ「私たちは西住流です。となれば決める方法は決まっていると思いますが」
みほ「戦車道……」
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