163:名無しNIPPER[saga]
2019/03/25(月) 05:21:31.19 ID:sLYD87sq0
紺之介(あの服のような何かがあいつの『刀』だったのか。海でも朽ちなかったのはそのためか)
彼女の運命の皮肉さに紺之介は短いため息を漏らした。
彼も見たその泳ぎから水にすら溶けると謳われた彼女はその名と伝承の通り水中でも生きれる身体を手にした代わりに完全に一つとなることを水に拒絶されてしまったのだ。
164:名無しNIPPER[saga]
2019/03/25(月) 05:22:11.84 ID:sLYD87sq0
紺之介は透水の隣に立ち彼女の頭に手を置くとこれから彼女の生きる道をしめした。
紺之介「この後の話だが、とりあえずお前を売っていた商人のとこまで同行してもらう。どういう奇天烈が俺たちを引き合わせたかは結局分からんままだが、お前はもう俺のものだということには変わりない」
165:名無しNIPPER[saga]
2019/03/25(月) 05:22:43.24 ID:sLYD87sq0
紺之介「だから鞘は預かっておく。だが、お前はここに残れ」
透水「へ」
紺之介「お前には俺たちの旅の終わりまでにあそこの背嚢の笛を探してもらう。できるだろ?」
166:名無しNIPPER[saga]
2019/03/25(月) 05:23:19.37 ID:sLYD87sq0
…………
刀屋店長「おお……! ありがてぇ! ありがてぇ!」
167:名無しNIPPER[saga]
2019/03/25(月) 05:23:46.85 ID:sLYD87sq0
乱怒攻流「絶対! 絶対みつけなさいよっ!」
168:名無しNIPPER[saga]
2019/03/25(月) 05:24:21.46 ID:sLYD87sq0
愛栗子「やはり幼刀の中で一番野蛮なのはおぬしのようじゃの」
乱怒攻流「は!? というかあんたも戦ってたらあんなことにはならなかったのよ!」
169:名無しNIPPER[saga]
2019/03/25(月) 05:25:04.31 ID:sLYD87sq0
続く
170:名無しNIPPER[sage]
2019/03/25(月) 21:16:16.31 ID:TVMQPh/do
乙!
171:名無しNIPPER[sage]
2019/03/26(火) 17:49:12.80 ID:5uNgCd5FO
乙!
172: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2019/04/08(月) 22:28:16.28 ID:/2q0Qaon0
幼刀 「奴 -ぺど-
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