159:名無しNIPPER[saga]
2019/03/25(月) 05:18:12.40 ID:sLYD87sq0
透水「はい……」
紺之介「お前はあたかも俺がこの場所に来るのを知っていたみたいだったが……」
彼に問われた透水は手を後ろに組んでしばし波の方向へ歩み寄ると懐かしそうな顔つきで話し始めた。
透水「あの船長さんより以前の私の持ち主様が言ってたんです。昔、こんのすけという人が来るまで私を預かっていて欲しいと言われたと……」
紺之介「なんだと……? そいつの名は」
透水「えぇっと……私を託した人の名前は知らないんです。前の持ち主様も聞いてなかったみたいなんですけど、私の記憶もないということはその人は露離魂を持っていなかったのかなって……」
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