160:名無しNIPPER[saga]
2019/03/25(月) 05:18:53.12 ID:sLYD87sq0
紺之介は彼女の奇怪な昔話に眉をひそめる。
第一にして考えられるのは人違い。己ではない、別の『こんのすけ』なる者の存在。
しかしながらその説を提唱するには彼自身が今この場に辿り着いた事実すらも偶然の産物という事となる。
紺之介(偶然にしてはあまりにもでき過ぎている)
紺之介から見て彼女がホラ話をするような柄ではないということは一言二言交わしただけで見極めるに足りた。しかし鵜呑みにするにはあまりに謎が残る。
紺之介は半信半疑の間に閉じ込められた気分になり頭を抱え込んだ。
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