24:名無しNIPPER[saga]
2019/02/20(水) 21:33:09.98 ID:vutjDZzWo
「長富の担当の者です」
「……はい」
「申し訳ないのですが、今回はトライアドプリムスのイベントでして。 メンバーの3人だけが握手会の対象です」
初老の男―――やはりマネージャーなのだろう―――の言葉には何となく怒りを含んでいるように思えた。
確かに今の私のような、面倒くさい要望を通そうとする中年など、年頃のアイドルの女の子にはストレスでしかないのかも知れない。
私自身も事を荒立てたくないし、本当に長富蓮実と握手をさせてくれるとは思ってもいないので、ここはおとなしく引き下がることにする。
「いや、失礼しました。ただあの二人が……特に、左端にいた女の子がとても……気になったもので」
「…………長富が?」
マネージャーは意外そうな声を上げた。
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