志熊理科「だって僕たち、友達だろ?」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/17(木) 21:35:00.90 ID:cHRv/WFs0
「理科、冗談はよしてくれ」
「冗談ではありませんよ?」
「いくらお前だって校内のトイレ全部なんて」
「理科は授業中、とても暇ですので」
「まさか、本当に……?」
「はい。確認して頂いても構いませんけど?」
「……そんな余裕はない」
「そうでしょうね。間に合うとは思えません」

小鷹先輩にそんな時間的余裕は、ありません。

「……なあ、物は相談なんだけどさ」
「なんですか?」
「トイレットペーパーを1つ、貰えないか?」
「残念ながら、これは全部、理科のものです」
「そ、そこをなんとか……」
「小鷹先輩にあげるくらいなら、燃やします」

あらかじめ理科は灯油を用意しておきました。

「ま、待て! 早まるな! 話し合おう!」
「小鷹先輩に選択肢はありません」
「わかったから、火事だけは起こすな!」

ライターをちらつかせると素直になりました。

「理科の言うことを聞く気になりましたか?」
「言う通りにする前に、ひとつ聞かせてくれ」
「はい、なんでしょう?」
「どうして俺にこんなことをするんだ?」
「実験の一環……と言うより、前段階ですね」
「えっ?」
「さあ! ちゃっちゃと済ませましょう!」

半ば強引に小鷹先輩をオマルに座らせました。


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