45:名無しNIPPER
2019/01/11(金) 20:59:36.17 ID:6bUZbsq+0
「は、はいっ!」
「いやぁ、すまない呼び出しておいて遅れてしまって。局のDと話し込んじゃってね」
「い、いえ!」
46:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/11(金) 21:00:33.60 ID:6bUZbsq+0
「そうか……。回りくどいのは無しだ、単刀直入に言おう。本田くん、うちに来る気はないか?」
「……はい?」
うち、とは? まさか2代目マスターになれってことか?
47:名無しNIPPER
2019/01/11(金) 21:01:43.17 ID:6bUZbsq+0
「君は、Barで日下部さんと話をしたり大沼さんの宿題を手伝ったりしたろう?」
「は、はぁ」
それがなんだって言うんだ。あんなの雑談と押し付けられた手伝いだ。
48:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/11(金) 21:02:45.28 ID:6bUZbsq+0
「それにもう1つ。君は人当たりが良い。これも立派な才能だ」
「そんなもんっすかね?」
「そうだとも。『カフェの本田くん』なんて愛称です呼ばれる事自体も良いことだが、何よりあの時子様とコミュニケーションを取れているのは凄いことなんだぞ?」
49:名無しNIPPER
2019/01/11(金) 21:03:31.45 ID:6bUZbsq+0
「要は俺が君に可能性を感じたんだ! 俺の元でプロデュースのいろはを学んで未来のトップアイドルを育て上げようっ!!」
プロデューサーさんは目を輝かせて俺の肩を掴んだ。この人、スカウトでもこんなことしてんじゃ無いだろうな……。
「待ってください……。気持ちは有難いですけど、一生の決断になるかもしれない事をすぐには決められませんって」
50:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/11(金) 21:04:42.30 ID:6bUZbsq+0
数年後……、とある会議室にて。
「では改めて自己紹介を頼む」
「はいっ! 辻野あかり15才、よろしくんごっ!」
51:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/11(金) 21:05:39.54 ID:6bUZbsq+0
「ん? んー、少なくともプロデューサーとしては君たちが初担当だな。新人アイドルと新人プロデューサー、お互い頑張ろうじゃないか!」
「だ、大丈夫んご?」
「……さぁ?」
52:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/11(金) 21:06:30.25 ID:6bUZbsq+0
……とまぁ、妹の荷物を届けに行っただけのつもりがこんな事になったわけで。
いやぁ、まさか兄貴がプロデューサーに弟子入りとはねぇ。頑張りたまえよ!
うるせぇ、お前なんざ直ぐに追い抜かしてやるからな。
なにおう!?
53: ◆oCJZGVXoGI[sage saga]
2019/01/11(金) 21:07:26.48 ID:6bUZbsq+0
以上です。
まさかこのような作品を書くことになろうとは。
長々と失礼しました。
それでは失礼します。
54:名無しNIPPER[sage]
2019/01/11(金) 21:17:08.08 ID:oSPpuTIgo
おつ!
55:名無しNIPPER[sage]
2019/01/12(土) 13:02:47.69 ID:/s3opqGzO
まるで異世界転生みたいな都合の良さ……
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