阿良々木暦「吸血鬼の尻穴って、何の為にあるんだ?」
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/10(木) 21:59:28.88 ID:LRcZnrqO0
「うわぁ〜! すっげー!」

僕は童心に返り、心渡の柄の先を突っついた。

「これ、あまり乱暴にするでない」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/10(木) 22:02:05.95 ID:LRcZnrqO0
「あ、主様よ……」
「どうした?」
「そろそろ、出そうじゃ」

忍は排泄をしない。出るのは、妖刀、心渡だ。
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/10(木) 22:04:35.91 ID:LRcZnrqO0
「む、無茶じゃ!」
「無茶じゃない。僕に任せろ」
「んああっ!? 口からなんか出る!?」

その言葉通り、口から刃先が飛び出してきた。
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/10(木) 22:07:15.28 ID:LRcZnrqO0
「悪かったよ、忍」
「ふんっ。お前様はいつもそうじゃ」
「いつもそうって、なんだよ」
「謝れば儂が許してくれると思っておる」

以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/10(木) 22:09:51.48 ID:LRcZnrqO0
「何を言ってるか、わかっておるのか?」
「お前と同じ尻穴になりたいんだ」
「その為に、人間の生を諦めると?」
「諦めるわけじゃない。僕は、捧げるんだ」

以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/10(木) 22:12:10.32 ID:LRcZnrqO0
「やあ、阿良々木くん。久しぶり」
「忍野……メメ」
「ああ、覚えててくれた? それは嬉しいな」

唐突に。突然に。突拍子もなく、現れた忍野。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/10(木) 22:14:37.47 ID:LRcZnrqO0
「お、忍野……」
「ああ、ほったらかしでごめんね」
「別に、それはいいんだけどさ……」
「ん? なんだい?」
「僕の尻穴から、タバコを抜いてくれ」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/10(木) 22:17:48.43 ID:LRcZnrqO0
「小僧、今一度問おう。貴様は何者じゃ?」

忍の誰何に、忍野メメは肩を竦めて答えた。

「僕は専門家さ」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/10(木) 22:20:14.49 ID:LRcZnrqO0
「まあ、地上波でも放送していたわけだし」

気を取り直すように、忍野は太鼓判を押した。

「絆創膏があれば、呑まれずに済むだろうさ」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/10(木) 22:22:44.10 ID:LRcZnrqO0
「小僧」
「なんだい? 忍ちゃん」
「よくも儂の邪魔をしてくれたな」

僕がズボンを穿いている最中、忍は忍野に対して恨み節を炸裂させていた。ご立腹なようだ。
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/10(木) 22:26:27.06 ID:LRcZnrqO0
後日談というか、今回のオチ。

あの後、忍野メメは忽然と姿を消した。
立ち去る姿は、誰も目撃していない。
何故ならば、僕たちは目を閉じていたから。
以下略 AAS



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