阿良々木暦「吸血鬼の尻穴って、何の為にあるんだ?」
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21:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/10(木) 22:26:27.06 ID:LRcZnrqO0
後日談というか、今回のオチ。

あの後、忍野メメは忽然と姿を消した。
立ち去る姿は、誰も目撃していない。
何故ならば、僕たちは目を閉じていたから。
閉じずにはいられない、放屁を、置き土産に。
目に染みるような、臭いオナラを、かまして。
忍野は別れの言葉も告げずに、立ち去った。

閑話休題の暇もなく、あいつは消えた。

忍野が何故、どうやって眼前に現れたのか。
それはついぞ聞くことは出来なかったけれど。
なんとなく、そのトリックは読めていた。
恐らく、同居人、斧乃木余接の手引きだろう。
100年生きた死体が付喪神となった彼女なら。
忍野に連絡を取ることも、招くことも可能だ。

「いえーい、ピースピース! 後期高齢者がまた鬼のお兄ちゃんを誑かしているよと、僕はしたり顔で密告したりしてみたりしたりして」

なんて、如何にも無表情で言いそうである。

ちなみに、忍野が最後に残した、放屁の意味。
それはきっと、間違いなく、さよ『オナラ』。
実にあいつらしい別れの挨拶だったのだろう。
そんなわけでキザで臭い忍野のオチはついた。

それでは僕のオチはどうつくのかと言うと。

「要するに、私を捨てようとしたわけね?」
「誤解です、ひたぎさん」

戦場ヶ原ひたぎに、お灸を据えられていた。


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