阿良々木暦「吸血鬼の尻穴って、何の為にあるんだ?」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/01/10(木) 22:17:48.43 ID:LRcZnrqO0
「小僧、今一度問おう。貴様は何者じゃ?」
忍の誰何に、忍野メメは肩を竦めて答えた。
「僕は専門家さ」
「専門家である貴様の仕事とはなんじゃ?」
「あちらとこちらの橋渡し」
忍野メメは専門家であり、橋渡しが生業だ。
「あちらとは?」
「化物」
「こちらとは?」
「人間」
「つまり、貴様は人間の味方というわけか」
「いいや? 僕はバランスを取るだけだ」
「相変わらず、日和見主義のどっちつかずか」
「荒事は苦手でね」
「ふん。食えん奴め」
「幼女の癖に好き嫌いはいけないな」
「食えぬものに好きも嫌いもあるか」
「そりゃあ、ごもっともで」
煮ても焼いても食えそうにない男。忍野メメ。
「忍野、お前の専門は尻穴じゃないだろう」
「僕は手広くやらせて貰ってるものでね」
「尻穴の開発と、怪異は関係ない」
「ところがどっこい、そうでもない」
「どういうことだ?」
「一説によると尻穴は暗闇に通じているとか」
暗闇。くらやみ。思い出しくもない、記憶だ。
「暗闇は、関係ないだろ」
「暗闇の別の名は、規制とも言われている」
「……絆創膏がある」
「それで防げると本気で思っているのかい?」
何も、言えない。怖くて、何も言いたくない。
「危うく呑まれて飲み込まれるとこだったね」
危うい、危ない橋を、僕は渡ろうとしていた。
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