47: ◆PeRWG5nqdc[sage saga]
2019/01/12(土) 18:41:47.16 ID:mYk8szNr0
そんな時に、4月初めに受けた模試の結果が返ってきた。思わず頭を抱える。
模試を受けた時点では、近くの大学から選んだ中の一つではあったものの、現実を知る。
模試の結果を受けて各々が一喜一憂しているうるさい教室で、鹿島が話しかけてきた。
48: ◆PeRWG5nqdc[sage saga]
2019/01/12(土) 18:42:37.09 ID:mYk8szNr0
あらゆる先生から「夏休みが大切な時期だ。」と散々念を押されて夏休みを迎えた。
一緒に帰りながら鹿島はこの夏からの生活を案じている。
今まで部活に打ち込んでいたこともあり、自宅で勉強する自信がないらしい。
49: ◆PeRWG5nqdc[sage saga]
2019/01/12(土) 18:43:03.97 ID:mYk8szNr0
「俺は多分自宅で勉強するのは無理だ。」
「そうはいっても勉強せざるを得ない。」
「うん、そうだな。」
「じゃあ頑張れ。」
50: ◆PeRWG5nqdc[sage saga]
2019/01/12(土) 18:43:34.85 ID:mYk8szNr0
結局、鹿島は予備校の夏期講習に行くことにしたらしい。
しかし、毎日授業があるわけではなく、自習室の雰囲気に毎日は耐えられないと懇願され、月曜日は大学の図書館で勉強することになった。
一緒に勉強するのは構わないが、鹿島に佐藤さんのことを知られるのが嫌だった。
自分だけずるをしているようで。
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