高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「新年のカフェで」
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19:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:24:48.19 ID:zTeqT20B0
加蓮「待って。もっとよく考えてみよ? 今のはちょっと思いつかなかっただけだよ?」

加蓮「ほら、顔に出さないフリしてるけどホントはこう、なんとも言えない気持ちがあったり、でも後輩ができることや仲間が増えることはちょっと嬉しいから強くは怒れなくて、とりあえず浮気者って言ってみた子」

藍子「なるほど〜。その時の加蓮ちゃんは、そういう気持ちだったんですね」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:25:18.05 ID:zTeqT20B0
加蓮「ほら、もっとよく考えて。きっといる筈だよ。私以外にも」

藍子「加蓮ちゃん以外って言ってる時点で、加蓮ちゃんも含まれてるんじゃ……。それなら……う〜ん。凛ちゃんとか?」

加蓮「ないでしょー。顔に出さないって時点で違う気がする。それなら奈緒の方があるよ」
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21:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:25:47.91 ID:zTeqT20B0
藍子「なんだかこうしてお話していると、Pさんが何か悪いことをしてしまったような……?」

加蓮「よく考えてみたら、プロデューサーがアイドルの候補生をスカウトするって普通のことだもん。詰め寄ってどうすんの、って話かも」

藍子「それに、スカウトじゃないのかもしれませんよ。オーディションとかっ」
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22:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:26:18.33 ID:zTeqT20B0
藍子「次に来る新人アイドルは、どんな人かなぁ……」

加蓮「きっとすごいのがやってくるよ。宇宙からやってきた子とか、絵本の世界から飛び出てきた人とか、いきなり外国の聞いたこともないような国からやってきた――」

加蓮「…………ごめん、みんないるね……。しかも前2つは同じ人だし……」
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23:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:26:48.29 ID:zTeqT20B0
加蓮「ま、Pさんのスカウト魔が久々になのかオーディションなのかはどっちでもいいし、どんなヤバイのが来たとしてもさ。やっぱり先輩として後輩には厳しくいきたいよね」

藍子「えーっ。きっと、不安でいっぱいだと思いますよ? だから先輩の私たちは、優しくしてあげなきゃ」

加蓮「甘い甘い。私はココアよりコーヒー派だからね。しかもブラックコーヒー派」
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24:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:27:18.29 ID:zTeqT20B0
加蓮「後輩が来るなんてさ、それこそちょっと前までそんなに珍しくもなかったけど……。あの時私ってどういう風にやってたんだろ」

藍子「なんだか、遠い昔のことみたい……」

加蓮「知ってる? アイドル的には奏って私の後輩なんだ。後輩の奏。想像できないでしょー」
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25:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:27:47.94 ID:zTeqT20B0
加蓮「っていうか! そもそも私の話じゃなくて、アンタの話っ」ビシ!

藍子「私の?」

加蓮「レッスンとか仕事とか相変わらず上手くいってないのどこの誰よ。そろそろPさんが深刻そうな顔し始めたんだけど?」
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26:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:28:18.04 ID:zTeqT20B0
加蓮「……と、とにかく。先輩アイドルとして、後輩を指導するっていい機会でしょ? 嫌でも自分がアイドルだって自覚しなきゃいけなくなるし」

藍子「確かに……」

加蓮「だから今日の提案は、藍子が如何にして先輩として立ち回れるかってことなの。ビシバシいくから覚悟しなさいよ、藍子!」
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27:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:28:48.14 ID:zTeqT20B0
加蓮「"先輩、私初めてのアイドル活動で不安なんです。だから色々教えてくださいっ"」

藍子「……………………」

加蓮「……何言ってんのコイツって顔しないでよ……。演技っていうかシミュレーション的な」
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28:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:29:18.27 ID:zTeqT20B0
加蓮「私も明日から新人アイドルになっていい?」

藍子「こんなすごい新人アイドルがいたら、他の新人のみなさんがビックリしてしまいますっ」

加蓮「ならもうアンタいっそ新人アイドルの中に混ざったら?」
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29:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:29:50.29 ID:zTeqT20B0
加蓮「……っていうか、むしろあってよかった。私の方が安心したかな……」

藍子「え……。加蓮ちゃんが?」

加蓮「藍子が迷わないで、やってみる、とか言い出したらさ。最悪しばらく一緒にレッスンもお仕事もできない、ここで会うことすらキツくなるかもしれないじゃん。スケジュールとかで」
以下略 AAS



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