62:名無しNIPPER
2019/01/06(日) 19:46:19.33 ID:FxI25MXV0
絵里「さあ、立って」
自分が座り込んで泣いている事にも気づかなかった私は絵里に支えられながら立ち上がった。
絵里「それじゃあ」
63:名無しNIPPER
2019/01/06(日) 20:27:40.61 ID:FxI25MXV0
外はすっかり暗くなっていた。日中の暖かさが嘘の様に肌寒く今が冬に差し掛かる途中なのだと理解した。
絵里「ショックだった?」
歩くのをやめ絵里が口を開いた。
64:名無しNIPPER
2019/01/06(日) 20:35:15.16 ID:FxI25MXV0
08
65:名無しNIPPER
2019/01/06(日) 20:45:17.46 ID:FxI25MXV0
絵里「はい、コーヒー。真姫はブラックで良かったわよね?」
真姫「ありがと」
絵里「いいえ。もしかしたら結構待つ事になるかもしれないから」
66:名無しNIPPER
2019/01/06(日) 20:52:12.19 ID:FxI25MXV0
私は適当に絵里の言葉に相槌を打ち続ける。
絵里「それで…あっ!?」
絵里が何かに気が付いた。
67:名無しNIPPER
2019/01/06(日) 21:04:21.09 ID:FxI25MXV0
絵里「悪いわね、にこ。忙しいのに」
にこ「本当よ。しかも…」
にこちゃんは私を一瞥して、その後の言葉の続きは何も言わなかった。
68:名無しNIPPER
2019/01/06(日) 21:12:10.67 ID:FxI25MXV0
絵里の口振りから良い予感はしてなかった。
にこ「何もないなら帰るから。明日も早いのよ。そいつだって話したい事もないみたいだし」
そいつ?そいつって私の事?
69:名無しNIPPER
2019/01/06(日) 21:25:04.43 ID:FxI25MXV0
真姫「あの…にこちゃん」
私が名前を呼んだ時、にこちゃんの表情が変わった。
にこ「今さら…今さらそんな呼び方しないで」
70:名無しNIPPER
2019/01/06(日) 21:56:47.04 ID:FxI25MXV0
どれだけ走っただろう
真姫「はあ…はあ…うぐっ…ううっ…」
気持ち悪い。色々な感情と共に胃から何かが込み上げて来そう。汗や涙や鼻水やらで顔もぐちゃぐちゃになってる。
71:名無しNIPPER
2019/01/06(日) 22:34:26.43 ID:FxI25MXV0
絵里が近くの自販機で水を買って来てくれた。
絵里「落ち着いた?」
真姫「うん」
72:名無しNIPPER
2019/01/06(日) 22:54:00.29 ID:FxI25MXV0
絵里の話を聞いている最中、また何かが込み上げて来そうだった。
絵里「皮肉よね。あなた達が二人でアイドルになったのはμ'sを思っての事だったのに」
真姫「μ'sの?」
93Res/42.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20