474: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/07(日) 13:33:56.90 ID:Xg6j+0MOO
一、敵の姫級らで構成される大戦力とその活動拠点の殲滅が今回の目標である。
二、該当拠点の周辺には島が点在し拠点へのルートが自ずと限られる。そのため複数部隊による複数ルートからの同時突入を推奨する。
475: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/07(日) 13:35:27.42 ID:Xg6j+0MOO
大本営から直々に、あの時と同じ「同時突入」の案が示されている。
・・・提督の言う通り、今回の作戦はレイテ沖海戦とは決して同じではない。
相違点などいくらでもある。
476: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/07(日) 13:36:19.52 ID:Xg6j+0MOO
山城「アンタは何考えてんの!?大規模作戦は普段の出撃とは比べ物にならないのよ...!」
提督「あぁ、分かってるさ。...でも、だからこそ絶好のチャンスなんだ」
提督「こんなにも重要で危険な任務を他でもない君達で成功させれば...」
477: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/07(日) 13:37:18.15 ID:Xg6j+0MOO
提督「そんなに西村艦隊が嫌いか」
山城「えぇ、そうよ」
提督「いいんだぞ、別に私は。君が編成入りを拒否したって認めよう。他の部隊で活躍してくれるならそれでいい」
478: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/07(日) 13:39:22.03 ID:Xg6j+0MOO
山城「理由?アンタだって知ってるじゃない!」
提督「だが最近は特に不都合はないだろう」
山城「それでも安全策は取るべきでしょう!それに今だって、問題になってないのは私が強引に抑えてるようなもので...」
479: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/07(日) 13:40:25.38 ID:Xg6j+0MOO
提督「あぁ、もちろん心配してるさ。それに憎み合うメンバーで組むなんて、司令官としては不安で仕方がない」
山城「じゃあ何で...!絆がなんて、そんなの理由にならないわよ」
提督は少しだけため息をした後こう呟いた。
480: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/07(日) 13:43:00.50 ID:Xg6j+0MOO
山城「(まぁ...本当に彼にはバレてるだろうし...)」
山城「(隠し続ける必要性は無いわね...)」
彼女としては交換条件に乗ることにデメリットは無かった。
481: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/07(日) 13:44:00.46 ID:Xg6j+0MOO
〜
提督「そうだったのか...」
482: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/07(日) 13:45:23.12 ID:Xg6j+0MOO
提督「なぁ、山城。君は自分のやっている事が逃げだとは思わないか?」
山城「逃げ、ね...」
提督「だってそうだろう。山城の分析では、これは君が彼女の近くに居すぎてしまった事が原因の一つという」
483: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/07(日) 13:47:07.79 ID:Xg6j+0MOO
山城「...そんなこと、私だって分かってるわ」
そう返した山城に、提督は一瞥して申し訳なさそうな顔をした。
提督「...何もできなかった私に言われたくはないよな」
624Res/292.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20